
「もうダメだ…」
そう思って、心がギュッと縮こまった経験はありませんか?
でもそれ、“現実のあなた”がダメなわけじゃないんですよ。
もしかしたら気づかないうちに、「ゼロ点思考」にハマってしまっているサインかもしれません。
ゼロ点思考とは?
・完璧じゃなきゃ意味がない
・少しでもミスしたら、自分には価値がない
・中途半端なら、何もやっていないのと同じ
そんなふうに、完璧主義の人ほど 自分への採点が極端に厳しくなりがちです。
でも忘れないでほしいのは、
あなたは決して「手を抜きたい」「ラクしたい」と思っているわけじゃないということ。
むしろ、
ちゃんとやりたいし、人の期待にも応えたい。責任感もある。
だからこそ、少しでも理想通りにいかないと
「やっぱりダメだった」
「意味なかったかも」
と、全部を“ゼロ点”で採点してしまう...。
ゼロ点思考があなたを苦しめる理由
うまくいかなかった事実よりも、
「全部ダメ」と思い込む思考そのものが、あなたの自信を削っていませんか?
実際には、
・試してみたこと
・少しでも進めたこと
・あきらめずに向き合おうとした意志
それらはちゃんと残っていて、意味もあるはずです。
でも、ゼロ点思考のフィルターを通してしまうと、途中までできたことや小さな進歩すら見えなくなってしまうんです。
なぜ完璧じゃなきゃダメだと思ってしまうのか?
それはきっと、
「そうでないと認められなかった」過去があるから。
小さい頃から、
・できたことよりも、できなかったことを指摘されてきた
・90点でも「あと10点あったね」と言われてしまう
・失敗すると、「なんでできないの?」と責められた
そんな経験が積み重なると、
次第に「完璧じゃない自分には価値がない」と思い込んでしまいます。
つまり、
“完璧じゃないとダメ”という思考は、生き残るための自己防衛でもあったんです。
でもその採点表は、
今のあなたにとって、本当に必要なものですか?
「自分は今、何点満点の採点表で 自分を裁いてるんだろう?」
この視点を持つことが、ゼロ点思考から抜け出す第一歩になります。
採点表の基準を変えない限り、何をやっても自分には〇がつかない。
それが、自己否定のループを生んでしまう正体です。
でも、視点が変われば、見えるものも変わります。
ゼロ点思考から抜けるための視点:大事なのは「結果」よりも「プロセス」
完璧じゃなかったとしても、思い通りにいかなかったとしても、
・やろうとしたこと
・立て直そうとした気持ち
・今日もここにいる自分
それこそが、ちゃんと自分に加点すべきポイントなんです。
自分で自分に〇をつけよう
「できなかった」と落ち込む前に、
「やろうとした自分、ちゃんといたよね」って認めてあげること。
完璧を目指すのは悪くありません。
でも、完璧じゃなかった瞬間に“ゼロ”にしてしまうのは違うと思いませんか?
他人の評価じゃなく、
自分で自分に〇をつけていくことが、これからの自信を育てていくのです。
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