
自己肯定感が低い人が行動できないのは「心の壁」があるから
「やりたい気持ちはあるのに、自信がなくて動けない」
そんな感覚、ありませんか?
実際に私もそうでした。
頭の中では「変わらなきゃ」「このままじゃダメだ」と何度も思うのに、いざ行動しようとすると足が止まる...。
これ実は、意志が弱いせいじゃありません。
心の奥には「失敗したらどうしよう」「また続かないかも」「前もダメだったし…」といった思いが積み重なっていて、それが“見えない壁”のように立ちはだかっているんです。
この壁こそが、自己肯定感の低い人に共通する「心の壁」。
やりたいことや、やるべきことに向かうエネルギーを奪ってしまう正体です。
まずは「壁がある」という事実に気づくこと。
それが、動ける自分になるための最初の一歩です。
自己肯定感が低い人はアクセルとブレーキを同時に踏んでしまう
自分の存在そのものに自信が持てないと、頭の中で「やらなきゃ」と「やめたほうがいい」が同時に流れ続けます。
車の運転なら、アクセルを踏み込みながら同時にブレーキも踏んでいる状態。
アクセル=「変わりたい」「行動しなきゃ」という気持ち
ブレーキ=「どうせ私なんか」「失敗したら笑われる」という心の声
たとえば、ダイエットを始めようとジムを調べる(アクセル)。
でも「続かなかったらお金のムダだし…」と考えて、申し込みをやめる(ブレーキ)。
恋愛なら、気になる人にLINEを打つ(アクセル)。
でも送信前に「重いと思われるかも」と消してしまう(ブレーキ)。
こうしてアクセルとブレーキを同時に踏み続けると、前に進めないどころかエネルギーだけ消耗して、自信はますます削られていきます。
これだと、「根性で進めばいい」という話でないですよね?
まずは、自分が無意識に両方を同時に踏んでしまっていることに気づくこと。
それが、本当の意味でのスタートラインになります。
自己肯定感が低いと行動できない3つの心の壁
心の壁といっても、形はひとつではありません。
多くの人がつまずくのは、次の3つ⬇️
評価依存の壁:周りの目が気になりすぎて、自分のために動けない
完璧主義の壁:100点じゃないと始められない
存在否定の壁:「どうせ私なんて」とやる前から諦めてしまう
どれも別のように見えますが、根っこは共通しています。
それは「自分の価値を信じられない」という感覚。
この気持ちが強いほど、頭の中で「やらなきゃ」と思っても、体は動かなくなるのです。
では、一つずつ中身を見ていきましょう。
1)自己肯定感が低い人は「評価依存」で行動できなくなる
発言も行動も、気づけば「どう見られるか」で決まってしまう。
自分の気持ちよりも、周りの反応が基準になってしまうんです。
人生を変えるために新しいことを始めようとしても、
「笑われたらどうしよう」「変だと思われないかな」と不安がブレーキをかける。
その結果、本当にやりたいことほど先送りになり、いつの間にか“人の目の中”でしか動けなくなってしまいます。
2)自己肯定感が低い人は「完璧主義」で行動が止まる
「やるなら完璧にやらないと!」
そんな思い込みが強いのも特徴です。
なぜなら、
完璧じゃない自分=価値のない自分だと思い込んでいるから。
でも、完璧を求めれば求めるほど、最初の一歩は重くなります。
「準備が整ってから」「時間ができたら」と考えているうちに、結局スタートできないまま終わってしまう。
人生を変えるための行動ほど、この罠にハマりやすいんです。
そして気づけば「いつかやりたい」が口ぐせになっていきます。
3)自己肯定感が低い人は「存在否定」で動き出せない
一番根深いのがこれ。
「どうせ私なんてやってもムダ」と、挑戦する前から諦めてしまうこと。
過去に否定されたり、比べられたりした経験が積み重なると、
「どうせ私は元からダメ」という思い込みを強くしてしまいます。
この感覚にとらわれると、やればできることもやらないまま
「やる資格がない」と思ってしまい、挑戦そのものを自分から消してしまうんです。
“やる資格”は誰にでもあります。
一歩踏み出すこと自体が、その証明になるんです!
まとめ:自己肯定感が低いと行動できないのは心の壁のせい
ここまで読んで分かったと思います。
動けなかった理由は、意志の弱さじゃなく“心の壁”のせいでした。
評価依存の壁:「周りからどう見られるか」が気になって自分が後回しになる
完璧主義の壁:100点じゃないと始められない
存在否定の壁:「どうせ私なんて」と挑戦を諦めてしまう
この3つの心の壁が、あなたの足を止めていただけなんです。
だからこそ必要なのは、評価の基準を「他人から自分に」戻すこと。
「周りがどう思うか」ではなく、「自分がどうしたいか」で選んでみる。
そのために、今日できる小さな一歩を重ねていきましょう。
たとえば、
・日記を1行だけ書いてみる
・5分だけ外に出て歩いてみる
・好きな飲み物をゆっくり味わう
未来は誰かの許可を待ってやってくるものではなく、自分で自分にOKを出した瞬間から変わり始めますよ。
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