
自分の本音がわからない
「何がしたいのか、よくわからない...」
「本音が出てこない...」
そんなご相談を、これまで何度も受けてきました。
実は、過去の私もまさにそうでした。
「人生を変えたい」「今のままじゃイヤだ」と思っているのに、いざ動こうとしてもなぜか止まってしまう...。
決断しようにも謎にガマンしてしまい、結局なにも変わらない毎日を何年も繰り返してしまう...。
こんな状態でした。
こんなふうに行動にブレーキがかかってしまうのは、意志が弱いから?とか、怠けているから?と考えがちですが、実はそうではありません。
それは、自分の気持ちとちゃんと向き合えていないから。
本当に変わりたいなら、まず“自分を知ること”から始めることが とーってもとーっても(重要なので繰り返しました)大切なんです。
なぜなら、「何を変えたらいいか」「どこに向かいたいか」は、自分の本音がわからなければ見えてこないから。
ゴールが曖昧なままでは、どんなにがんばっても 誰でも空回りしてしまいます。
私も、気持ちはあるのに前に進めない時期が何年もありましたが、いま振り返ると、「自分が何を望んでいるのか」が見えないまま動こうとしていたからだとハッキリと解ります(嫌なことだけはクリアに見えてるのに)。
自分の気持ちが見えていない状態で行動しようとしても、うまくいかないのは当然です。
自分を知ることが大事
自分を知ることが大事!
そう聞いても、まったくピンとこない。
・自分のことがよくわからない
・本音が出てこない
・何がしたいかハッキリしない
そんな状態に、あなたは心当たりありませんか?
それも、あなたが悪いわけではありません。
これまでの人生の中で、無意識に“感じること”を後回しにしてきたからです。
私たちは、これまでの人生の中で、「感じないクセ」を身につけてきました。
傷つかないように
ガッカリしないように
迷惑をかけないように
そんなふうに、感情を抑えて「考える」ことでなんとかしようとしてきたのです。
本当の気持ちとズレた行動
その結果、
・イヤなのに「いいよ」と言う
・助けてほしいのに「大丈夫」と笑う
・疲れてるのに「がんばらなきゃ」と自分を追い込む
本当の気持ちとはズレた行動を取ってしまう...。
つまり、“感情”と”思考”がズレているんです。
だから「自分を知ろう」としても、何を感じているのか、どうしたいのか、見えてこなくて当然です。
思考と感情のズレとは、たとえば
◆ 思考:「相手に嫌われたくないから、断らない方がいい」
感情:「本当は引き受けたくない、疲れてる…断りたい」→ 気持ちはNOなのに、頭でYESを選んでしまう。結果、モヤモヤや自己否定感がたまっていく。
◆ 思考:「がんばらなきゃ、自分がガマンすればうまくいく」
感情:「もう限界…疲れた…助けてって言いたい」→ 感情は休みたいのに、思考が「甘えちゃいけない」と止めてしまう。
◆ 思考:「ちゃんとしなきゃ、迷惑かけちゃいけない」
感情:「でも本当は、自由でいたい」→ 本音を押し殺して「正解」を選ぶ。
結果、やりたいことがわからなくなっていく。
このような “ 感じていること ” と “ 頭で考えていること ” が噛み合わない状態が、「思考と感情のズレ」です。
ここで、少しだけ思い出してみてほしいのです。
私たちはよく、
「こんなふうにはなりたくない」
「あの人みたいにはなりたくない」
そんな“イヤな未来”や“避けたい自分”は、すぐに思い浮かぶのに、
・どうなりたいか
・本当はどうしたいか
は、なぜかよくわからないまま...。
それは、“ 感じること ” を置き去りにしてきた結果なのかもしれませんよ。
「イヤなものを避けること」にエネルギーを注いできたからこそ、「心が喜ぶ選択」や「自分が望む未来」は、ぼんやりしてしまうのです。
では、どうしたらいいのでしょう?
大切なのは、“ 考える ” よりも、“ 感じる ” こと。
解ろうとするのではなく、心に浮かんだ気持ちにそっと気づいてあげること。
そこに、あなたの本音が眠っています。
もしかしたら、「思考と感情がズレている」と言われて、モヤっとする人もいらっしゃったかもしれませんね。
でも、少しだけ立ち止まって考えてみませんか?
そのモヤッとした反応の裏には、「私はちゃんとやってきたのに」という想いが隠れていませんか?
がんばってきた人ほど、その傾向は強く出る可能性も。
それは、あなたが真面目に、誠実に、がんばって生きてきた証拠だと思います。
でももし、がんばっても報われなかったり、いつもどこか満たされなかったりするのだとしたら、その“ズレ”に気づくことが、これからのあなたの人生を軽やかにしてくれますよ。
人は環境でつくられる
人は環境によって、思考や行動パターンを形作られてきます。
子どもの頃に身についた「こうしなきゃ」は、あなたを守ってきたものでもあります。
ですが今、大人になった私たちは、自分の人生に責任を持つ自由があるんです。
誰かの期待や過去の正解のために生きるのではなく、「私はどう生きたいのか?」を感じて、選び取ることができるんです。
もし今、
「このままじゃ嫌だな」と感じているなら、それはあなたの心が出しているサインです。
だからその違和感を、なかったことにしないでくださいね。
どんなに小さな気づきでも、それは本当の自分に立ち還る第一歩です。
そしてその一歩が、これからの人生を、自分の力で変えていく最初の一歩になるのです!
何から始めればいいかわからないときこそ、「自分は今、どう感じているのか?」と立ち止まってみる。
そこから、自分自身との対話が始まります。
それは、誰かの言葉ではなく、自分の声で進むための最初の一歩です。
誰かの言葉ではなく、自分の声で進むための一歩が大事な理由3選
理由1: 自分の人生を生きるため
誰かの言葉で選んだ道は、結局“誰かの人生”を歩いているのと同じ。
たとえ正解に見えても、心のどこかで満たされない感覚が残ってしまいます。
自分の声で選ぶことは、「自分の人生を生きている」という実感と誇りを持つために必要なことです。
理由2:他人軸ではなく「自分軸」で選べるようになる
他人の期待や正解を基準にすると、いつも「これでよかったのかな」と不安になってしまいます。
でも、自分の声で進んだ道なら、たとえうまくいかないことがあっても、後悔せずに学びに変えられます。
自分軸で生きることが、人生を柔軟に楽しめる強さになるんです。
理由3: 自分との信頼関係が深まる
自分の気持ちに正直になり、丁寧に選ぶことを繰り返すと、「私は私をちゃんとわかってる」「私は私を大事にしてる」という感覚が自分の中に育ちます。
それが、自信や安心感、自己肯定感の土台になるんです。
このように、「誰かの言葉ではなく、自分の声で進むこと」は、迷いのループから抜け出して、自分の人生を力強く歩むための“核心”です。
今日の自分がどんな選択をするのか?
たとえば、
・断るのが怖いけど、勇気を出してNOと言ってみる
・誰かの正解じゃなく、自分の感じるままに選んでみる
どんな些細なことでも、それを選び続けていくことが、あなたの未来を確実に変えていきますよ!
人生はいつからでもやり直せます!!
コメントフォーム