願っているのに現実が変わらない
「こうなったらいいのに」
「もっと自由に生きたい」
そんな願いを持っているのに、なかなか現実は変わらない。
そう感じることはありませんか？
（私は長い間、このループの中でもがいてました）
意志が弱いわけでも、努力していないわけでもないのに、
気づけば同じパターンのくり返し...。
実はそこには、ある“前提”が関わっています。
「願い」よりも現実を創っているもの
私たちが「こうなりたい！」と願っているとき、
その思いとは裏腹に、現実がまったく違う方向に動いていくことがあります。
実は、目の前の現実に強く影響を与えているのは、
「願い」ではなく、あなたの中にある“当たり前”なのです。
ここでいう“当たり前”とは、普段は意識すらしていないような思い込みや前提のこと。
たとえば、
・自分には価値がない
・どうせうまくいかない
・がんばらないと認められない
こうした前提が無意識の中にあると、
私たちは自然と “その通り” になるように選び・動き・振る舞います。
無意識だからこそ、
それが選択に影響していることに自分では気づきにくく、
結果として、「こうなりたい！」と思っている現実とは食い違った状況をつくり続けてしまうのです。
つまり、
「願いが叶わない」のではなく、
「叶わない現実を選び続けてしまっていることがある」、ということ。
願いよりも、自分の中にある “当たり前” のほうが現実を動かす力を持っている。
そのことに気づくことが、現実を変える第一歩になるのです。
人は“無意識の前提”で動いている
意識していないときほど、私たちは自分の中にある“当たり前”に従って動いています。
・何を選ぶか
・どう反応するか
・どんな言葉を口にするか
一見、自分でちゃんと考えて決めているように見えて、
その根っこには、「これが普通」「こうするのが正解」という一人ひとりの前提が息づいています。
たとえば、
「頼るより自分でやったほうがいい」
「空気を読むのが大事」
「弱音を吐いたらダメ」
こうした “心のルール” が無意識に働くことで、
私たちはそれに沿ったふるまいを当たり前のようにくり返してしまいます。
だからこそ、
「こんなふうに生きたい」「もっと自由になりたい」という願いがあるなら、
理想の生き方を どこか遠くの特別なものにしておくのではなく、
「それが自然なこと」「それでいいんだ」と、内側から感じられるようになることがとても大事なのです。
「願い」を“当たり前”にしていくには？
では、どうすれば「自分の望む状態」を“当たり前” として 自分の中に根づかせていけるのか？
それは、日々ふれるものを少しずつ整えていくこと。
たとえば、
・自分を大切に扱う人と関わる
・肯定的な言葉にふれる
・「これでいい」と思える感覚を増やしていく
こうした積み重ねが、知らず知らずのうちに
「これが自然」「これが普通」と感じられる心の土台をつくってくれます。
これは、気合いや意志の力で一気に変わるものではありません。
ふだんふれている環境や言葉、関係性を少しずつ見直していくことで、
「こうなりたい！」が少しずつ ”自分にとっての当たり前” と感じられるようになっていきます。
そうやって心の土台が変わっていくと、
行動にも自然と変化が生まれて、結果として現実のほうも動き出していくんですよ。
まとめ
叶っていないのは、願いが弱いからでも、努力が足りないからでもありません。
それを妨げているのは、無意識のうちに前提になっている “当たり前”。
だからこそ、一度問いかけてみてください。
いまの自分の中にある “当たり前” は、願っていることと一致しているかな？
そんな視点で、あなたの中の「当たり前」に目を向けてみてくださいね！
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