
我慢グセで気づかないうちに心が疲れていくとき
リスタートコーチのmichikoです。
「なんで私ばっかり我慢してるんだろう」
「もう限界かも…。でも、言えない」
そんなふうに、気づけば自分の気持ちを飲み込んで、
心だけがじわじわと疲れていってませんか?
・まわりに気を遣いすぎてしまう
・空気を読んで “いい人” を演じてしまう
・ほんとは嫌なのに、NOが言えない
それは、
「ちゃんとした人でいたい」
「人を傷つけたくない」
そんなあなたの優しさから生まれた反応かもしれません。
でもその優しさが、もしもあなたの心をすり減らしているとしたら...。
そろそろ “本当の自分” を置き去りにするのは、やめにしませんか?
今回は、我慢グセで疲れきってしまった心を、
少しずつ自分に取り戻していくための3つのステップをご紹介しますね!
自分を責めるのではなく、
これまでがんばってきた「我慢の背景」に目を向けながら、
“自分にやさしく生き直す力” を、静かに育てていくための時間にしてみてください。
我慢グセで疲れきってしまった心を取り戻していくための3つのステップ
ステップ1:我慢してしまうのは弱さじゃない
我慢を続けてきた自分に、まずは少し休む時間をあげてみてください。
長いこと「いい人」でいようとがんばってきたあなた。
人を傷つけたくなくて、空気を壊したくなくて、気づけば自分の感情を後回しにするのが “当たり前” になっていませんか?
でもそれは、あなたが弱いからではありません。
それはむしろ、周りへの思いやりや優しさがある証拠です。
人の気持ちに敏感だからこそ、自分を抑えることを覚えてきた。
それは、もしかしたら小さな頃から身につけた、「生き延びるための知恵」だったのかもしれません。
けれど、そのやり方でずっと走り続けてきた今、
心のどこかが「もう限界かもしれない」と、静かにSOSを出している気がしませんか?
本当の強さは、「がんばること」じゃなくて、
「立ち止まること」を自分に許せること。
まずは、そんなふうにがんばってきた自分に、こう声をかけてみてあげてください。
「よくここまで我慢してきたね」って。
我慢グセを変える前に必要なのは、まず “休むこと”。
疲れた心が深呼吸できる余白を、自分に与えてあげましょう。
変わるための力は、どんなときも「回復」からはじまります。
ステップ2:モヤモヤの正体は、置き去りにしてきた「言えなかった本音」
疲れが抜けない。
心がずっとモヤモヤしている。
それって、体が疲れているだけじゃなくて、押し込めたままの気持ちが、心の奥に残り続けている状態なんです。
・ほんとは嫌だったのに笑顔で応えてしまった
・「大丈夫」と言ったけど、全然大丈夫じゃなかった
・言いたいことを言わないまま、飲み込んで終わった会話がある
そうした「小さな無理」が少しずつ積み重なって、気づけば心が疲れきってしまう...。
それが “我慢グセの正体” でもあり、“本音が置き去りにされた記録” でもあるんです。
オススメなのは、「本音ノート」をつけてみること。
誰にも見せなくていいし、丁寧に書かなくてもいいんです。
今日1日で、「本当はこう感じてたな」「これはちょっと無理してたな」と思うことを、1行でもいいので書き出してみてください。
書いてみることで、心の中に残っていたモヤモヤが、少しずつ「癒せる感情」へと変わっていきます。
書くということは、自分の本当の気持ちと、そっと再会するための入り口なんです。
まずは、言葉になっていない気持ちに、あなた自身が少しずつ気づいてあげられたら、それだけで心はふっと緩んでいきますよ。
ステップ3:小さな「NO」が心の余白を取り戻す
・疲れているのに、頼まれると断れない
・誘われたら、とりあえずOKしてしまう
・LINEの返信が面倒なのに、すぐに返してしまう
それ、全部「無意識の我慢グセ」です。
そして、その小さな我慢が、あなたの心をすり減らしていきます。
だからといって、大きく変える必要はないんです。
自分の心を取り戻すためには、“小さなNO” を言うことから始めてみましょう。
たとえば、
・今日は疲れてるから、予定をキャンセルする
・LINEは今は返さない。返したくなったらでいい
・頼まれごとに “少し考えさせてください” と一度止まる
・冷房が寒いとき、席を変えてもらえますか?と聞いてみる
こうした小さな「NO」は、
自分に「選んでいい」「感じていい」「断っていい」と自分に教えてあげる練習です。
NOを言うことは、他人との壁を作ることではないんです。
自分の内側に “余白” を取り戻すための、大切な一歩です。
心が疲れきっているときこそ、
YESを言う前に、
「これって、ほんとはどうしたい?」と立ち止まる癖をつけてみましょう。
自分を取り戻す最後のステップ
あなたには、自分のために選ぶ力があります。
それを少しずつ取り戻していくだけで、人生はあなたの色に戻っていきます。
我慢してきたあなたは、きっと誰かのために生きてきた人。
でもこれからは、その「誰か」の中に、“自分自身” もちゃんと含めてくださいね。
疲れきった心は、休ませてあげていい。
そのうえで、「本音を感じて」「小さなNOを言って」、少しずつほんとうのあなたに戻っていきましょう。
それが、我慢で削られてきた心を取り戻す リスタートのはじまりです!
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